オーディオ機器の最新情報セレクト!

数百万円からまさかの一千万円越えのピュアオーディオ機器の設計開発を行うエンジニアが立ち上げたハンドメイドエフェクターブランド。

オーディオの方では海外での評価が高く、専門誌での受賞歴もある最高級プロダクトです。

オーディオと比べて異質な世界であるギターの領域ですが、電気や音響の知識・ノウハウという点においては他を寄せ付けない圧倒的なレベルに達していることは間違いありません。

特に電源の世界ではオーディオで培ったスキルが最も生きるのではないでしょうか。

本機”Ultimate Power Supply/PS-96”はDC9V x 6口のパワーサプライ。

各口は基本的には100mAで、昇圧も備えず、且つアイソレーション式ではありません。

多機能、多口、且つアイソレーションが近年のパワーサプライのトレンドですが、使い勝手ではなく、完全に音質のみをターゲットに設計されたパワーサプライです。

アイソレーション式で無い点に不安を覚える方もしらっしゃるかもしれませんが、消費電流の多いデジタルペダルと併用する場合でなければ、余計なトランスと回路を噛まない分ダイレクトでピュアになります。

いずれにせよ本機の一口100mA設定では電源トラブルを起こすような大消費電流のデジタルペダルは接続出来ないので、これも利便性を排して音質を取った上ならではの仕様です。

尚、表記上は100mAですが、300mA程度までは問題なく対応するようです。

単純にパラレルで電源を供給しているのではなく、能率を求める通常の設計では行わないような電源供給を行っているそうで、非効率ながら徹底した高品位9V電源の供給を可能にしています。

口数に比べて大型な本体は放熱のためというのも、上記に因るところ。

音質重視なのは付属の専用ACアダプターも。

小型軽量で手軽な一般的なスイッチング式ではなく、トランス式、しかも非安定化タイプ。

一般的なトランス式のACアダプターよりも重量感があり、音質、ローノイズを追求したオリジナルのACアダプターです。

肝心なサウンドへの影響ですが、雑味が無くなり、分離感が向上するのを実感できました。

上下のレンジも広がり、合わせる機材にもよりますが、フラットな傾向になると思われます。

恐らく電源由来で情報が書き変わっていたところが、ダイレクトな電源によって機材のポテンシャルを完全に発揮するようになった結果でしょう。

解像度も一皮剥けた印象で、高域の出方が自然になります。

かといって痛い感じのプレゼンスを突いた変化ではなく、あくまで全体の音像がクリアになったイメージです。

2本付属のオリジナルDCケーブルも凄まじい作り込みで、「オリジナルの制振樹脂を用いたプラグ」に「高純度OFC、反転同心撚り構造のワイヤー芯線」とのことです。

ライブユースは勿論ですが、本気でレコーディングに臨むときのスタジオユースでの登場シーンが似合いそうです。

下記メーカー説明・シャントレギュレーター回路により非常に安定した 9.4V±0.1V の高品位なDC電源を供給します。

・音質に配慮した高品位なパーツ群を搭載しています。

・付属のDCケーブル（Hodos03 x 2本）を用いることで、最高のパフォーマンスを発揮します。

・トータル 600mA 以内でお使いください。

一口 100mA の表示ですが、一口 300mA程度までは問題なく使えます。

（ただし 0.2V 程度の電圧降下が発生します）・専用ACアダプター（MA128A）には、スイッチングノイズの排除と音質を考慮し、トランス式の非安定化タイプを採用しています。

※特殊な回路のため常時約 10W の電力を消費します。

そのためケース温度が 40℃ 程度まで上がりますが異常ではありません。

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